「それを見ようとする者は見ることはない、
それを聞こうとする者は聞くことはない、
それを掴もうとするものは掴むことはない、
その形のない無の存在、動の不動の源を。
霊魂の無限の本質が命の源である。
霊魂は自己である。
壁は部屋を形作り、支えるが、そこにできる空間が最も重要である。
壺は粘土で形作られるが、その中に生まれる空間が最も有用である。
行動とは、無が何かに影響した結果である。
それは霊魂の無が、あらゆる形の源であるのと同じようにだ。
人が大きな苦痛で悩まされるのは、体を持っているからである。
肉体がなければ、どんな苦痛に悩まされるというのか?
人が自分の霊魂よりも、自分の肉体を大切にするならば、
人はそのとき肉体になり、霊魂の道を失ってしまう。
幻想を創造するのは自己であり、霊魂である。
人の妄想とは、現実とは幻想ではないというものである。
幻想を創造し、それらは現実よりも本物であるとする者が、
霊魂の道に従い、天の道を見つける」